一緒に働いている、職場のパートさんで子供達はもう社会人で巣立って行き、一人で暮らしているHさんがいます。

 

Hさんは、見た目はどちらかというと太っています。今日も手足が浮腫む、あちこち痒くなる。。。と言っていました。
どこからどう見てもきっとすごく食べているんだろうな。。。といった感じにみえます。

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何をやっても痩せない!!と言っていました。体重が増えすぎて膝や肩、腕、腰などあちこち不調なようです。

 

 

Hさんに毎月の食費を聞いてみました。

 

すると。。。

月1万位かな?節約してるから!と。

 

なぜHさんが痩せないかわかりました。きっと炭水化物や加工品ばかり食べていて生鮮食品は食べていないな?と。

 

聞いてみると、野菜・肉・魚はほとんど買わないと。。この前久々に野菜(ほうれん草)と、お魚(缶詰)買ったの!と。

普段は食パン・ご飯・卵で生活しているようで・・・

久々に野菜を買ったと聞いてびっくりしてしまいました!!

 

昔は収入が多い人のほうが太っていたけれど現在は収入が少ない人のほうが太る傾向にある。


どんなものを食べるかによって体形も健康度も変わってきます。

参考 一般社団法人 日本健康倶楽部

豊かな体形がお金持ちの象徴だった時代はもう昔の話で・・・

低所得者のほうがが肥満が多いことが分かってきています。

 

どうして低所得者のほうが肥満・不健康な人が多いか?

 

それは、比較的安価でおなかが満たされる炭水化物を多くとり、タンパク質やビタミンミネラルなどをあまりとっていないからだと思います。

 

主食だけではなく、お肉や魚、そしてお野菜も大切な栄養源です。おなかが満たされればそれでいというものではないのです。

 

肥満ホルモンって知っていますか??


 

肥満ホルモンって初めて聞く人も多いと思います。インスリンと言ったら耳にしたことがあるでしょうか??

血糖値を下げるホルモンです。インスリンが分泌されればされるほど、太りやすくなってしまいます。

 

炭水化物や糖分を摂ると血糖値があがり、血糖値が上がるとインスリンがすい臓から分泌されて、糖質をエネルギーとして使います。

余ったエネルギーを溜め込む働きがあるのも、インスリンです

インスリンが分泌されると、糖質の一部を筋肉や肝臓に蓄えます。筋肉や肝臓に蓄えられる量には限度があり、その余った分が脂肪として蓄えられます。
なので、インスリンが多く分泌されればされるほど、体に余分なエネルギーが蓄積していくのです。つまり太るという事。

余った糖質は脂肪にかえられて体内にどんどん蓄積される。

そういうことです。

ただ、糖質はまったく取らなくても大丈夫かというと、そうは思いません。糖質は主に私たちが活動をするためのエネルギー源として使われる栄養素ですから。

 

お肉やお魚野菜も大切だと思うんです。バランスが大切だと思います。いろんな栄養素の食材をまんべんなく食べる。

 

確かにお肉やお魚、お野菜は金額的には高いかもしれません。これらを買わなければ確かに食費の節約になるかもしれません。

 

でも、食費を節約すると後々後悔することになると思います。私は食費の節約と無駄を省くことは(廃棄品を減らすこと)別だと思っています。

食費って一番節約しちゃいけないモノなんじゃないか??

 

病気することが一番お金がかかりますからね。

 

働けない・収入は無い・痛い、辛い想いをする・家族に迷惑をかける。

 

今の自分の身体は、過去に自分が食べたものから出来ています。

爪も髪の毛も皮ふだって。

 

だから、ちょっと最近調子が悪いな?とおもったら最近の食生活を振り返ってほしいと思います。

加工品ばかり食べていなかったか?新鮮な野菜を選んでいたか?品質のいいお肉やお魚を選んでいるか?

 

私がHさんに言いたいのは・・・


 

食費の節約って、ほかの出費の節約を先にして最後に食費の節約だと思う。

健康になりたいのならきちんと食事をとる。お金が無くて食材を買えないのならもう少し収入を増やす努力をする。

Hさんの話をきくと、どちらかというとあまり働きたくないから食費を減らす。。。という考えだったので。で、結局痩せなくて体もあちこち不調が出てきているからスポーツジムへ通う事にしたと。。。

ソレってなにか違うな?と感じてしまいました。

スポーツジムへ月に1万出すのなら、それをお肉やお魚、お野菜を買ってほしいと思いそれを伝えました。

 

気持ち伝わるといいな。。。と思います。

 

食は未来の自分への投資です!